自転車に乗って外出するつもりだったが、ストレッチ体操をしている時に太ももに痛みのあることがわかり、徒歩に変更。
阪急電鉄箕面線『桜井』駅で『石橋』まで行き、宝塚線に乗り換える。
一駅だけ乗車して『池田』で下車。
目的地は公共職業安定所。
いつ行っても、非常に繁昌している。
指定の時間に出頭し、失業状態であることを認定してもらう。
求人に対しては年齢に制限をつけてはいけないという建前になっているが、実際には年齢が高い失業者に与えられる仕事は非常に少ない。
そしてそれは学歴・職歴とも経験値の高い者ほど当てはまる。
履歴書を見た段階ではねられてしまう。
どの企業も若くて安い労働力が欲しいわけだ。
そういうわけで、今まで身を置いた業種・職種を離れ、別の職業訓練を受けてみる気になった。
窓口で説明を受ける。
今なら間に合う4月開講の訓練があるらしい。
帰途、池田駅前のブックファーストにて『拮抗』(D. & F. フランシス著/早川書房)を買う。
昨日図書館で予約を入れたばかりだが、待っていられない。
『拮抗』の隣に積んであった『死者の名を読み上げよ』(イアン・ランキン著/ハヤカワ・ミステリ)と目が合ってしまい、これも購入。
中身も見ないで買ってしまう作家3人のうちの二人に出会ってしまうとはなんたる不幸、いや僥倖か。
残る一人、ロバート・B(ブラウン)・パーカーは先日亡くなったので一安心、いやもう買えない。
値段も見ないでレジへ持って行く。
「4,095円です」
ええっ、なんと高いのか、本は。
「活字離れ」と言われて久しいが、本の価格が高くなって買えないだけではないのか。
高くても読みたければ買う、と考えている出版社には反省を促したい。
紙に印刷して製本して販売するという出版の方法では不採算になって当たり前の時代なのだ。
本屋を出て阪急『池田』駅へ。
駅ナカの宝塚ホテルのショップにてハードドーナツを2個購入。
来た道を戻り『桜井』で下車。
自分の不明が恥ずかしいが、いつも歩いている道が旧・西国街道であることに今日気付いた。
八幡大神宮に寄って写真を撮る。
ふたたび旧・西国街道を歩いて東進すると、新しい方の西国街道(国道171号線)と交わるあたりに業務スーパーという市場がある。
文字通りプロを相手のご商売なので、一人暮らしのおっさんに必要なぐらいの食材を買うのには不適の店である。
ともかくも入店。
いちごジャム、チューブ入りの芥子とおろし生姜、瓶入りの味付け海苔、コロッケパン、菓子パンを買う。
全部で864円、安い。
旧西国街道は伊丹市や西宮市にも一部、残っていますね。旧街道は風情があって良いですね。
返信削除NHKの「街道てくてく旅」シリーズに太宰府から京都まで山陽道をてくてく歩くというのがありました:
http://www.nhk.or.jp/tekuteku/heijyokyob/route_01.html
職業訓練ですか、新しい領域への挑戦ですね。
何か見つかればと、祈るばかりです。
>hirakenさん
返信削除いつも気にかけていただいてありがとうございます!
おっしゃる通り旧街道は風情があります。
目を閉じると、目蓋の裏に往時の人の往来が浮かんで見えます(文学的表現でいってみました……)。