バンクーバーオリンピックのスピードスケートチームパシュートを、あらためて録画でチェックする。
このパシュートを「追い抜き」と訳すことがあるが「追い上げ」こそふさわしい。
3人で1チームだがリレーではなく「団子」となって滑る。
最後尾の選手が2番目の、2番目が先頭の選手のお尻を押しながら滑ることもある。
ゴールインの成立は、3人目の選手のスケートの刃の先端がラインに達した時点。
女子の決勝戦日本対ドイツのゴールシーンをよく観ると、ドイツの選手は足を前方に精一杯伸ばしてゴールラインを切っている。
これに対して日本の選手はゴールイン時に足を伸ばしていなかった。
しつこいけれど0.02秒の差ですよ、ものすごく悔しい!
伏線はあった。
準々決勝戦の日本対韓国は、かの国らしくないあっさりした負け方で決着。
続く準決勝戦の日本対ポーランドでは、リードした日本チームが追い上げられ、0.19秒差でからくも勝った。
同じ準決勝戦のドイツ対アメリカは、ゴール前でドイツの3人目の選手が転倒、氷上を必死に「泳いで」ゴールインする執念をみせた。
決勝戦は日本チームが大差のリードをつけたにの追い上げられて、ドイツに「刃の差」でかわされてしまった。
さもありなん。
ちょっと話は逸れるが、
「ぜひ頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします」
というコメントが多すぎます。
こちとら常に応援してますが、あんた頑張らん場合もあるん?
「いつも応援ありがとうございます。頑張ります!」
ぐらいは言ってほしいですな……
アイスホッケー男子決勝戦は観る余裕なし。
『わが谷は緑なりき』(原題:How Green Was My Valley、John Ford作品、1941年)を観る。
69年前のモノクロ作品。
満足度……☆☆☆
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