2010/06/08

勝ち点の経済学

ログインIDがいっぱいあって、パスワードも全部違うので、あー、やーこしい。

『オシム 勝つ日本』を1章分読んだ。
いわゆるゴリゴリのフットボール論なので、そう易々とは読み進むことができない。
しかし、ワールドカップ開幕までには読み終えないと価値が激減する本なので、急ぐ。

オシムは、プロのフットボール選手でなければ、数学の教師になっていたかも知れない人だ。
その人がいったいどういう計算をして、こういうことを言うのか、まだ理解できずにいるのだが、
「勝ち点を4取れば、日本はグループEを2位で勝ち抜けられる」by Osim.
これを鵜呑みして、どう戦えば勝ち点4を取れるのかを考えてみたい。

現代フットボールの勝ち点は、3(勝ち)または1(引き分け)だ。
負けて点を引かれるわけではないけれど、3戦して勝ち点ゼロはもち論外だ。
3戦全部に引き分けたとしても3点しか取れない。
つまり、勝ち点を4取るためには、必ず1勝はしなければならない。
そして、残り2戦のいずれかで引き分け以上の結果を残さないといけない。

勝ち点3をどの試合で取るのか。
もっとも可能性の高いのは、対カメルーン戦だ。
何度対戦したのかは知らないが、日本はまだ負けたことがないらしい。
反対に、対オランダ戦で勝つのは非常にむずかしい。
よくてスコアレスの引き分けか。
そうなれば、勝ち点は4に到達する。
最後の対デンマークは楽な精神状態で戦うことができる。
引き分けるか、うまくいけば勝つ。
グループで2勝すれば、確実に決勝トーナメントにあがれるだろう。
オランダに負けたら勝ち点は3のまま。
意気消沈して対デンマーク戦に負けても勝ち点は3のままだ。
だから、デンマーク戦では頑張って引き分け以上に持ち込まないといけない。

三つの試合を重要な順に並べると、
・対カメルーン戦(絶対に勝たなければならない)
・対デンマーク戦(絶対に引き分け以上でなければならない)
・対オランダ戦(勝つ可能性は低い)
となる。
もしも、初戦でカメルーンに負けてしまったら……
万難を排してオランダ戦を引き分けに持ち込み、必死のパッチでデンマーク戦には勝たないといけない。
それは、すでに岡ちゃんも考えていることだろうが、勝ち点4を取るためには最悪のシナリオだ。
 

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