2010/04/26

アオキ書店、画像と共に消ゆ

イングランド・プレミアリーグ第36節、Manchester United対Tottenham(トットナム)戦の録画を観る。
Man. U. が3-1で勝つ。
この時点で首位、残りは2試合。
さあ、どうなる?
それはともかく、Tottenhamの3番 "Man in the Red Boots", Gareth Bale(ガレス・ベイル)は注目株だ。
今年7月で21歳になるサイドバックで、今のところ赤いシューズを愛用している。
本来左利きだが右足のキックも文句なしで、左サイドを縦に攻め上がってのセンタリングとシュートが強い武器である。
体型と走り方が稲本潤一選手に似ている。
ウェールズ代表選手なので、残念ながらワールドカップで彼の姿は観られない。

週末、久しぶりに京都に行った。
徒歩で千里中央へ。
そこから大阪モノレール、阪急京都線と乗り継いで烏丸で下車する。
ここで京都地下鉄に乗り換えるのだが、なんと初めての乗車である。
「丸太町」駅まで行くのだが、どの列車に乗ればいいのかわからず。
ホームで若者にたずねたが要領を得ず、改札口まで戻って確認。
最初からそうせいっちゅうの。

目的地の京都府立府民ホールは一つ先の「今出川」駅の方が近いのだが、「丸太町」で下りる理由はアオキ書店を探すことだった。
35年前にこの書店で『アイヴァンホー』(岩波文庫)を買っている。
自分で書いた日付が見返しの裏にあり、さらに奥付にはさんであるレシートがそれを証明しているのだが、記憶がないのである。
近くに行くついでにアオキ書店を訪ねたら、失われた記憶が甦るかもしれない。

アオキ書店はすぐに見つかった。
丸太町の交差点の北西角が「アオキ書店ビル」だった。
ただしこのビルにあったはずの書店はなく、かわりにMcDonald'sと花屋とATMが入っている。
書店が廃業したことを、その花屋の店員から聞いた。
ビルは比較的新しいものなので、その佇まいを見ても、何も甦ってこない。
自分が京都・丸太町にいたこと自体が謎のままである。

隣のLAWSONでおにぎり二つ、水筒1本買う。
京都御苑のベンチに座って昼食。
早めに府民ホールに入り、後から来る女友達3人のために席の確保。
リスト、ラフマニノフ、ラヴェルなどピアノばかり7曲のコンサートを聴く。
知らない曲ばかりだ。

夕食の誘いを断わって、来た道を逆にたどって帰宅。
携帯電話のカメラで撮影したアオキ書店ビルを見ようと思い、microSDカードを取り外し、PCに読み込む。
ついでにファイルの整理をしようとして、誤って該当ファイルを削除してしまった。
アオキ書店、画像と共に消ゆ。
 

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