2010/04/22

本の連鎖














古本を整理していたら出てきた。
初めて買った『本の雑誌』1999年4月号。
この頃まだ活版で印刷されていた。

書店の文芸誌のコーナーに行くと、いつもガンをつけてくる雑誌があって、それが『本の雑誌』だった。
タイトルもおかしな雑誌だったが、表紙のイラストも個性的で、ついそのアピールに負けて手に取ったのがこの号だ。
巻頭の『笹塚日記』を読んで、たちまち魅了された。
しかしなんじゃい、このやくざなおっさんは!
名前は目黒考二、巻末を見るとこのおっさんが発行人とある。
目黒考二と北上次郎が同一人とはまだ知らず、作家の椎名誠が余技に雑誌の編集なんかやっとるわ、と思っていた。

ともあれ『笹塚日記』を読むだけの付き合いが始まった。
『本の雑誌』が書評誌であることを知るのはずっと後のことだ(爆)
『三角窓口』というのは読者と編集部のQ&Aのはずなのに、どうしてみんな違うことを書いてくるのか、ずっと理解できずにいた。
『本の雑誌』にもウェブサイトができて、Eメイルも送れるようになり、目黒宛にメイルを送ったら、その内容が『笹塚日記』に採録されたことが一番の思い出だ。
目黒考二が笹塚を去ることによって日記にも終止符が打たれた。
それからもしばらくは惰性で読んでいたが、最近は『本の雑誌』を読まない。

……to be continued.

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