神戸へ行く。
「駅探」で調べると、豊中に出て阪急宝塚線を利用するのが安いと判る。
バスに乗って駅を目指すが、これに多くの時間を費やしてしまった!
運賃が安ければ時間がかかる、という道理である。
十三(じゅうそう)をパスして梅田まで行き、特急に乗る。
座席で読むのは『新聞社殺人事件』(原題:A Press Of Suspects、Andrew Garve著、1951年!)。
クラシックなミステリだ。
三宮に着き、間違って西口から出る。
市役所に行くので東口から出た方がよかったのだが。
方向は分かっているのに道に迷い、あの巨大な庁舎が見つからない!
おかげでいろいろな店がチェックできたのだけれど……
本日の主目的は1号館2階の市民ギャラリーに展示されている写真を見ること。
阪神淡路大震災発生当日から何か月かにわたって神戸市消防局員が撮りためたものだ。
資料としてロッカーの中に保管されていたのを、震災後に入局した職員が見つけたことがきっかけとなり、初めて公開されることになったという。
報道や展覧会のために撮ったものではないので、なんら技巧のない写真ばかりである。
それゆえに震災の生生しさがひしひしと伝わってくる。
写真を見て当時のことを思い出し、涙を流している人や大きな声で憤っている人もいた。
自分自身も胸にこみ上げてくるものがあった。
震災発生から三日目に西宮北口から歩いて東灘区の奥まで入った。
そこで感じたものは、大気中に充満していた「恐怖」。
今また鮮明に思い出した。
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