最近もっともよく使っているカメラがSONYのCyber-shot RX100である。何よりも、写りが最高に良くて、本体サイズが小さいので(外形寸法:101.6 × 58.1 × 35.9mm)、常に携行している。スマートフォンに付属しているカメラ(単眼)も、かなり優秀だが、RX100には到底及ばない。写りの良さの理由は、レンズがZEISS製だというところにある。SONYのデジタルカメラが概して高価で不評を買っているのも、ZEISSのレンズを採用していることが関係している。RX100の最新モデルであるVII(マークセヴン)は、およそ17万円である。コンパクトカメラの値段とは思えない。
カメラの命はレンズである、と断言しても差し支えないだろう。CanonさんやLEICAさんのカメラが、いくら優れているといっても、ZEISS産のレンズを搭載しているカメラには敵わない。「餅は餅屋」であって、レンズはやはり光学メイカーの製品がカメラメイカーのそれに勝さる。Pentax(旧・旭光学)しかり、Nikon(旧・日本光学)もまたしかり、である。ちなみに、日本光学が目標としていたのはZEISSのレンズだったということである。
フィルタアダプタの話だった。コンパクトデジタルカメラのレンズには、通常、フィルタは取り付けられない。ところが、RX100が優秀だったが故にメインのカメラとして使いだした写真家を中心に、レンズにフィルタを装着するという需要が喚起された。そこで生まれたのが、カメラのレンズとフィルタの間を取りもつ「姑息な」アダプタである。カメラのレンズカバー部に両面テープでベースを貼り付けて、その上にプラスチックのリングを重ねて、フィルタをねじ込む。ちょっと頼りない仕組みのものだが、これもまた何千円もする製品なのである。
それなのに、壊れた。上述のリングはプラスチックのバネ仕掛けになっているのだが、バネが折れて飛び出して、ベース部分にしっかりとホールドできにくくなってしまった。修理は、できそうにない。生産終了品なので買い直すのも難しい。さて、どうするか……。ステップアップリングというものをレンズカバーに直接貼り付ける方法を模索しているところである。
矢印の部分が折れて飛び出している |
フィルタ、アダプタ、カメラ本体(左から |
アダプタとフィルタを装着したところ |
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