2013/05/19

【J特】G大阪対ザスパクサツ群馬


見知らぬ女性から声をかけられる日だった。
その一。
雨が降るらしいのでMTBをあきらめ、徒歩で出発。
今日はJリーグ2部第15節の日。
モノレイルのプラットフォームへと上がるエスカレータに乗る。
目の前に、杖をついた白髪の老婦人が立っている。
振り返って私の青い戦闘服に目を留めた。
ガンバの応援に行かれるのですね、と声をかけられた。
はい、そうですと答えた後に話は急展開した。
「それにしてもあのゴールキーパー、なんとかなりませんかね。
 ほら、あの●●●●(Fで始まる名前)」
思わず、同感ですねと答えたのである。
Jリーグの浸透度、侮れぬ。

12時半ごろ、スタジアムに到着。
キックオフ時間まで、後援会のメンバーとして新スタジアム建設資金の募金活動を手伝う。
なかなか声が出せない。
台詞も長い。
「ただ今、ガンバ大阪後援会で新スタジアム建設のための募金活動を行っています。
 ご協力よろしくお願いいたします」
あちこちでかみまくる。
リハビリ中の#20佐藤晃大選手が応援に来てくれる。
自発的に発声もしてくれる、いい奴だ。
まじめで優しいが、それがフットボーラーとしては弱点となる。

お務めのおかげでキックオフには間に合わず、パウリーニョの得点場面も見逃がした……
ガンバ大阪対ザスパクサツ群馬戦の結果、5-1。
4-0で勝つ予定だったところ、ミスで1点取られたので、もう1点追加したらしい。
やったらできるやん。
ファンもサポーターもそう思ったことだろう。


フィールドでは輪になれナニワの準備中



















女性に声をかけられた、その二。
予報通り雨が降り出したので、合羽を着用。
昨シーズンまでスタジアムで配られていた、通称「Rohto袋」を生地として仕立てたオリジナル合羽である。
Rohto袋はユニフォームを模したデザインのビニル製で、サポーターの宝物であるマッチデイプログラムやその他宣伝物が入っている。
試合終了後、スタンド下のコンコースで合羽を脱いでいると、若い女性に声をかけられた。
「それ、作ったんですか? ちょっと見せてください」
どうぞどうぞ、とお見せする。
「すごい、縫ってある!」
これをミシンで縫うのに苦労した、と年老いた母がこぼしていた。
ちょっと感動しました、と言って若い女性は離れていった。

気をよくして帰途についたのは、女性のせいではなく試合に勝ったからだと書いておく。
群馬がガンバから1点取ったあとに勢いがついたのは、アドレナリンだかドーパミンが出たせいだと思ったが、エンドルフィンかもしれぬ。
調べてみるとドーパミンはアドレナリンになる前段階の物質で、エンドルフィンは「ランナーズ・ハイ」をもたらすものと考えられているらしい。
勝ち試合がサポーターにもたらす効果も大きい。
モノレイルに乗るのをやめて、自宅まで歩いて帰れる気分になっていた。
思いとどまったけど。
 

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