イングランドリーグ、こぼれ話。
日本代表選手の吉田麻也が所属しているSouthampton(サウサンプトン)の今シーズンのユニフォームには、ブランドマークが入っていない。
adidas社との契約を解除して、文字通りのノーブランド品を使っているとのことだ。
このチームのファーストユニフォームは、赤と白の縦縞である。
同じデザインのユニフォームを持つチームがスペインにある。
アスレチック・ビルバオとアトレチコ・マドリーである。
ビルバオはもともとイングランド人が作ったチームでAthletic Clubという英名で呼ばれていた。
ある時大量にユニフォームが必要となり、サウサンプトンで50着を買い、その半分を姉妹チームのアトレチコに与えたのだそうである。
ある時大量にユニフォームが必要となり、サウサンプトンで50着を買い、その半分を姉妹チームのアトレチコに与えたのだそうである。
サウサンプトンは、ポチェッティーノ監督がトッテナムに引き抜かれて移籍した。
この人はエスパニョールの監督をしていたときに、中村俊輔を重用しなかった。
サウサンプトンにやって来てからは、吉田麻也を同じ目に合わせた。
日本人ぎらいなのかと思わざるをえない。
ポチェッティーノが手腕を発揮して、チームはリーグ8位に躍進した。
その結果、監督以外にも、主力の選手が何人か他のチームに引き抜かれた。
自力によってではないにしても、吉田麻也はレギュラーに復帰することができたのである。
昨季「MAYA」だった背中のネームを「YOSHIDA」に変更してプレイする。
臙脂色と水色の組み合わせは、意外に美しい。
この絶妙のツートーンをユニフォームに採用しているチームが、同じリーグに三つある。
アストン・ヴィラ(1874年創設)、ウェストハム・ユナイテッド(同・1887年)、バーンリィ(1895年)である。
三チーム並んだとして、遠目では見分けがつかない。
これはわざわざヴィラのユニフォームをまねして作ったらしい。
それは、アストン・ヴィラが強かった昔のことである。
また背番号の話にもどる。
チェルシーに再入団することになったドログバ(コートジヴォワール代表)の背番号は、当初「15」になると発表された。
ところが、開幕試合を見ると「11」になっていた。
「11」をつけるはずのオスカル(ブラジル代表)は、ランパードが移籍して空いた「8」に変わっていた。
ドログバがよほど11番にこだわりを持っていることがうかがわれる。
今季からプレミアリーグでは、FKの際にボールおよびそこから10ヤード(約9.15メートル)の位置を示すためのペイントスプレイが採用されることになった。
ワールドカップでの日本メディアのアナウンスでは「ヴァニシング・スプレイ」となっていたようだが、プレミアリーグの実況アナウンサーが「シェイヴィング・クリーム」と呼ぶのが聞こえた。
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