2012/06/12

【J特】ガンバオンジエッヂ


ワールドカップのアジア地区最終予選は今日一段落して、代表チームに召集されていた選手たちがそれぞれの所属チームに戻ってくる。
J1のリーグ戦は13(チームによっては12)試合が消化されたところだ。
ガンバ大阪は2勝3引き分け7敗で、獲得ポイントは9。
18チーム中の16位だ。

5月25日。
サガン鳥栖に逆転さよなら負けをした後、クルヴァに残ったサポーターたちは激しく怒った。
彼らをなだめるために、クラブの金森社長は何の根拠もなく「大丈夫、まだ上位は狙える」と言った。
トップが危機感を持っていないことを、サポーターはさらに厳しく非難した。
「ガンバは残留争い(GAMBA on the EDGE)してんねん!」

はっきり言って(書いて)、責任は選手にあると思う。
ここ2シーズン、間近でゲームを観ていて思ったのは「よくこんなチームで勝てるな」ということだ。
選手がいいから勝てるのではなく、監督の指揮がいいから勝っているチームだったのだ。
ところが、練習がマンネリズムに陥っていると言い出して、西野監督を切るきっかけを作ったのは選手の方だ。
慢心しきっていたとしか思えない。

そして、無名のブラジル人監督が招聘される。
縦方向にパスを出して攻撃を推進する戦術に、選手が異を唱えた。
「後ろでゆったりパスを回したい」
アホか。
指示通りにせいで、どないする。
これも、選手が監督をなめていたとしか思えない。
選手が責任を負わず、またしても監督の方が追われた。
若い松波正信にこの選手たちを治める力はあるだろうか。

ガンバ大阪の軌跡。
2005年、優勝……勝ち点60(18勝6引分10敗)
2006年、3位……同66(20/6/8)
2007年、3位……同67(19/10/5)
2008年、8位……同50(14/8/12)
2009年、3位……同60(18/6/10)
2010年、2位……同62(18/8/8)
2011年、3位……同70(21/7/6)
2008年はリーグ8位だが、ACLのチャンピオンになった。
イングランドに例えれば、アーセナルのような強豪チームだ。
ここ7年に限っては。

非現実的だが、試算してみよう(またか!)。
優勝のラインは、勝ち点72とする(2010、2011年実績値)。
残り22試合を全勝すればガンバ大阪の勝ち点は75に到達する。
全勝するぐらいでなけりゃ上位入りは無理ということでっせ。>金森社長
反対に、勝ち点40を確保しておかないと、危ない。
何が危ないのかは、その言葉が現実化するのが恐いので、具体的には書かないでおく。
40ポイントまであと31。
リーグ戦の残りの半分を勝てばいい。
それを勝てそうにないのが今のガンバ大阪の悩みである。

今シーズンのガンバ大阪のスローガンは「躍動」である。
縦に突破できないので横パスを出す、後ろに戻すというフットボールは躍動を生まない。
無責任な選手たちには自覚を促したい。
パスはシュートのように速く、シュートはパスのように正確に。
パスを出したら走れ、パスを受ける前に動け。
常にチャレンジして、縦に突破せよ。
倒れても、すぐ起きよ。
休むな、走れ!

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