実はプロトタイプ01を作るためのプロトタイプがあった。
ひいきのフットボールチームをスタンドから応援するための電子バナーを開発するという思いつきは、ArduinoというマイコンボードでマトリクスLEDを制御できるという記事をインタネット上で見かけた時に生まれた。
マトリクスLEDというのは、複数のLED球を格子状に組み合わせた製品のことである。
市場に多く出回っているのは5×7や8×8といった組み合わせのものだ。
このうち特に8×8に興味をもったのは、Emigre 8というフォントならばそのデザインを損なわずに表示することができそうだったからだ。
ただし、マトリクスLEDは最大で60ミリ角程度のサイズなので、バナーとしては小さ過ぎる。
そこでプロトタイプ01のようなオリジナルのマトリクスを製作することが必要だったわけだ。
オリジナルのEmigre 8を少しアレンジした(赤い印のある部分) |
とにかく、マトリクスLEDに文字を表示させる仕組みを検証してみなければならない。
既製品の8×8マトリクスLEDをネットショップで購入。
これをArduinoのボードに載せて動作させるためには「シールド」と呼ばれる中間ボードが必要となる。
シールドは、日本橋のショップで買ってきた基板を使って作った。
Arduinoボード…シールド…マトリクスLEDは相互にピンを差し込むことで固定される。
シールド。左側上下のピンヘッダにマトリクスLEDの脚を挿入する |
挿入後。58ミリ角のサイズ |
シールド背面の配線。ハンダ付けは相変わらず下手くそ |
Arduinoに合わせて曲げ加工したピンの先端 |
Arduino(左)とシールドを合体させる |
左からLED…シールド…Arduinoの三層構造 |
テストランを撮影。
初期段階での表示文字列は「THE SPIRIT OF FOOTBALL」だった。
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