2016/06/14

キックオフがなくなる?


2016年3月に国際フットボール評議会がルールの改訂を行い、6月から2年間試行されることになった。
日本ではキリンカップサッカーから新ルールが適用されたので、違和感を持たれた人がいるかもしれない。

フットボールはラグビーなどとは違って非常にシンプルなルールのゲームだと思っていたけれど、ルールを整備すればするほど、ルールブックの厚みが増していく。
ルールが増えれば審判が笛を吹く回数も増えていく。
審判なしで試合をした方がスムーズにいくのではないかと思うことさえある。
(アルティメットという競技には審判がつかないらしい)

それはともかく。
今回の改訂による変更の大きなものの一つに「キックオフはどの方向に蹴ってもいい」がある。
これまでは、キックオフの権利を持ったチームの3人だけがセンターサークルに入ることを許され、必ずセンターラインを越えて相手陣地にボールを蹴り入れることになっていた。
(近年は、一人がちょんと蹴り入れて、もう一人がうしろに戻すというスタイルが主流になっていた)
新ルールでは前に蹴らなくてもいいので、キックオフは一人で真うしろに行なえばいいのである。

相手のサイドに蹴り出す、という意味でそう呼ぶのなら、これはもはやキックオフではなく「キック・オン」とちゃう?


 

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