2015/09/22

彼岸にて


iPad miniのディスプレイの、傷がいっぱい入った保護シートを交換した。
価格は安いが、有名メイカー「BELKIN(ベルキン)」の製品。
畳はやっぱり……ぢゃなかった、液晶保護シートは新しい方が気持ちいい!
OSは……9にヴァージョンアップするかは検討中、悩ましい。

タニマチで墓参り。
混雑する彼岸の中日を回避した。
久しぶりに電車に乗って(たぶんお盆の墓参り以来w)大阪市内に出た。

帰りの地下鉄をなんばで途中下車して、ジャンクドゥ書店に行く。
高島屋百貨店前の横断歩道から真東に向かって商店街を歩く。
アーケード沿いのゲームセンターの北口から入って、東口へ抜ける近道を行くと、書店の入口の前に出る。
いつもの道を行こうとするが、ゲームセンターが改装のため、アーケードを歩く。
このルートで進むと、なんばグランド花月(NGK)の前を通らなければならないが、連休の最中とあって、雑踏である。
しかたなく、牛歩。

本当は、金のないときに書店になど行かない方がいいのだが、せっかく都心に出てきたのだから、というわけで行ってしまうわけである。
酒好きが飲み屋に行って、飲まずに帰ってこらりょうか。



どちらも東京創元社製



まずは二階の文庫売り場で二冊、手に入れる。
今読んでいるランキンの旧刊『黒と青』の主舞台がエジンバラなのだが、そこからさらに北へ行く。
アン・クリーヴス『大鴉の啼く冬』はシェトランド島が舞台のミステリ。
四部作で、原題には色の名(黒→白→赤→青)が入る。
土俵の上の屋根から下がる房の色と同じだ。
もう一冊はグレッグ・イーガン『宇宙消失』(原題:Quarantine)。
quarantineは隔離、孤立、遮断という意味である。
邦題からすぐに想像がつくように、SFである。



そもそも表紙が中村アン



一階の女性向け雑誌のコーナーで「and GIRL」10月号を取る。
女性のファッション雑誌を買うなんて、めったにない。
いや、初めてだ。
最近ひいきにしているモデルの中村アンの特集記事が載っているので、買ってしまった。
ええ年のおっさんが、照れくさいので他の本と一緒に買ったのか。
そもそもこっちが主目標で、文庫本が迷彩だったのか……



ビニ本でしょ、これも



いったん下りた一階から三階に上がる。
気まぐれか、それとも呼ぶ声が聴こえたのか。
ピーター・ドーソン『街で出会った欧文書体実例集』という本を見つける。
棚に面陳されていて、一番手前のものを除いて、ビニルで封がしてある。
そないもったいつけんでもええと思うんやけど……
見本扱いの手前の一冊を手にとってブラウズする。
見ているだけで楽しくなる本である。
タイポグラフィに興味のない人にとってはそうでもない本である。
買って帰りたい気持ちはやまやまだが、あきらめた。

エスカレーターで一階に下りた。
上りのエスカレーターにまた乗って、三階に戻る。
『街で出会った欧文書体実例集』のビニルを被ったやつの中から一冊抜いて、一階のレジへ持って行った。


 

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