エレクタというのは、鉄のワイヤを溶接して作った枠(フレイム)を鉄柱に固定して、棚を形成するものである。
店舗の商品陳列棚に使われることが多いが、その家庭版と言えるのがホームエレクタである。
自室のホームエレクタの支柱にはキャスタが取り付けてあるので、棚ごとゴロゴロと位置を移動させることができる。
……できるようになっていたのであるが、キャスタが駄目になった。
キャスタの車輪の素材はウレタンゴムなのだが、経年劣化して外側から崩壊し始めたのである。
新品に買い換えればすむものを、費用をケチって、修理できないものかと考えた。
ボロボロに崩れたキャスタと交換用に買った車輪(左) |
まずは、車輪だけを交換する方法。
インタネットで調べて、モノタロウのウェブサイトなどもチェックしたが、手っ取り早く最寄りのホームセンターで購入。
とりあえず1個だけにして、現物合わせを行なう。
ホームエレクタの棚の一つをジャッキアップして(大変危険!)キャスタの一つから車輪を抜き取って、比較した。
車軸径が合わず、交換は断念。
次に、車軸径を基準にして、車輪の検索のし直し。
該当品なく、断念。
また次に、キャスタごとの交換を検討。
キャスタを鉄の支柱にねじ込んでいるボルトの見本を持って、ホームセンターへ。
そこにある、どのボルトとも規格が合わず、断念。
これで諦めて、エレクタ純正のキャスタを買えばよかったのに。
アメリカの有名なヴロガー(vlogger)に、ケイシー・ナイスタット(Casey Neistat)という人がいる。
この人がニューヨークのオフィスで使っていたテイブルに、スケイトボード状の足が付いているのを、YouTubeで観たのである。
これを真似て、エレクタの足を自作することにした。
外出自粛を要請される中、またホームセンターへ。
板材1本・小キャスタ8個・スクリュウを購入。
上等すぎるヒノキ板 |
結局、地べたで切断。粉まみれ! |
これが「スケイトボード」の本体となる |
キャスタの取り付け。スクリュウの色が揃わず |
キャスタの取り付け完了 |
積載物を、ほぼ取り除いたエレクタ棚 |
いよいよ劣化キャスタを取り外す |
「スケイトボード」への載せ替え完了 |
ボードの上に物が置ける |
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