2016/12/06

ぼくのミステリ・クロニクル



四六判上製本・452頁、税込み2,916円






















最近の本には、たいてい帯がついている。
帯は腰巻きと呼ばれることもある。
買ってきた本の帯を、すぐに捨ててしまう人もいる。
自分は、そのままにしておくのだが……

『ぼくのミステリ・クロニクル』は、東京創元社の社長だった戸川安宣氏の自伝である。
空犬太郎というけったいな名前の編集者が戸川氏から話を聞いてまとめたので、口伝(くでん)とも言える。

戸川氏のブログを読むと、この本の関係者として藤波琴代という人の名前が挙がっていた。
文庫本をつぶして、張り子を作っているという。
そんな張り子のことは『…クロニクル』の本文では言及されていないのだが……

帯をとってみて、張り子の謎は解けた。










後見返しに折込まれた帯の下に、文庫張り子が隠れていた。
戸川氏の立体肖像である。
ブログの一文を目にしなかったら、気がつかずにいただろう。


 

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