2016/12/12

天井桟敷





海外出張中で来られないI君の代わりに、クラブワールドカップを観戦させてもらうことになった。
てっぺんから逆に勘定した方が早いぐらい、上方の座席だった。
斜度がきついので、崖っぷちに座っているようだ。
そして、すごく寒い。

寒いのは予想していたので、重装備である。
毛糸のキャップで頭部をおおい、GAMBA柄のマフラーで首をぐるぐる巻きにしてある。
コートは米軍仕様の極寒地用である。
使い捨てのカイロが背中に貼り付けてある。
それでもやはり屋根に近いところは、寒かった。

当日は二試合行われた。
第一試合はアジア代表対北中米カリブ代表で、全北現代(韓国)とクラブ・アメリカ(メキシコ)が対戦。
1-2のスコアでクラブ・アメリカが勝った。
観衆14,587人。

第二試合はアフリカ代表対開催国代表で、マメロディ・サンダウンズと鹿島アントラーズが戦った。
0-2のスコアでアントラーズが勝った。
観衆21,702人。

CWCのような大きなマッチをもってしても、このスタジアムは満員にならないのか?
ということである。
交通不便だし、スタンドまで登山のような階段を強いられる、ユーザ・アンフレンドリーなデザインだからか。
ここのいいところは、スタンドとフィールドが近い、ということのみか。
そんなことを知らないメキシコと南アフリカからのサポーターたちの熱意には頭が下がる。
南アで開催されるCWCにガンバ大阪が出場するとしても、自分はそこまで行けないだろう。

二つの試合の間の1時間半、じっと座っていられなくて、コンコースに下りた。
そこは売店に並ぶ人たちや、自分のようにたんに暇をつぶそうとしている人たちでいっぱいで、寒さをしのぐ助けになったのである。

行き帰りの足はMTBだった。
行きはまあまあ、帰りは顔面が凍りそうなぐらい寒かった。


 


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