2016/12/10

中途挫折の本


冷え込んできた。
できれば、冬眠したい……。

今日は亡父の命日である。
といっても正確な日時はわかっていない。
独り暮らしのアパートで死んでいるのを、年が明けてから発見したからだ。
このニュースはラジオでも放送されたし、新聞の短い記事にもなった。
第一発見者である私が、警察に知らせたためだ。
メディアのネタにされたことを最初は後悔したが、元新聞記者の父が最期に新聞に載るのも悪いことではなかったと自分を慰めた。
ちなみに、父が亡くなって27年が経つ。

平成28年も、もうすぐ終わる。
思い返せばこの一年、読書を中途挫折することが数度もあった。
集中力が衰えたこともあるが、なにより書いてあることが面白く感じられない。
何ページか読んでも文章に惹かれず、そのうち面白くなってくるだろうと忍耐して読み進むが、やはり続かないのである。
以下、挫折リスト。

・エンジェルメイカー(ニック・ハーカウェイ/早川書房)
・図書館大戦争(ミハイル・エリザーロフ/河出書房新社)
・古書泥棒という職業の男たち(トラヴィス・マクデード/原書房)
・活版印刷の本(手紙社)
・古城ゲーム(ウルズラ・ポツナンスキ/創元文庫)
・ゴールドフィンチ(ドナ・タート/河出書房新社)

 

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