2013/12/06

CDよ、さらば


ケータイの次は、CDにおさらば。
CDが出始めた頃、CDって何?という問いに「中日ドラゴンズ」「クリスチャン・ディオール」そしてわずかに「クリエイティブ・ディレクター」という答まであった。
知名度の低かったCDは、やがてLPを駆逐するまでになったけれども、音はLPの方がよかったという声は今もよく聞かれる。
LPに対するCD本体の優位性は、ノイズがないこととディスクが摩耗しないことぐらい。
不可聴域と思われる周波数をカットして録音した結果、音に深みがなくなったと言われている。
SACD(スーパーオーディオCD)という新しい規格(CDとの互換性なし)で、さらなる高音質が追求されているようだ。

SACDはともかく。
今やCDも売れない時代となった。
かくいう自分も、楽曲をiTunes Storeで買うことが多い。
それも「単品」で買う。
気に入った曲が欲しくても、アルバムごと買うのは不経済だからだ。
ジャケットもライナーノーツも要らない。
サウンドオンリーで楽しむスタイルだ。
すでに買って持っているCDも、PCに取り込めばいい。
好きな曲だけ編集して、デジタルオーディオプレイヤーにダウンロードしたり、CD-Rに再録して楽しむこともできる。

自宅にあったすべてのCDのリッピングを終えてから、かなり時間が経った。
不要になったCDを処分できないでいたのは「愛着」という、単にセンチメンタルな理由からである。
それを、ついに断ち切ることにした。
CDが占めているスペースが片付くし、いくらかの金に換わればありがたい。
最寄りのB●●K・●FF(伏せ字効果なしw)へ持って行く。
普通ならば自転車で走って行くところだが、段ボール箱2杯分のCDを積むのは無理である。
こういう自転車ならば可能だが。

http://www.diatechproducts.com/news/2013-0216.html
そこでキャリーカートに積んで、引いて行く。
30分はかかる道のりである。
今日は、汗ばむほどに暖かい。
店に着き、買い取りのカウンターで手続き。
金額の査定に1時間ぐらい要するとのことだが、これは想定の範囲内。
いったん店を出て、周辺をポタリングする。

中央図書館まで行く。
時間つぶしには絶好の場所だが、こんな日(第一金曜日)に限って閉館している。
それならばと足を延ばして本屋まで歩く。
店員とは見えない若い女二人がレジカウンターの中で雑談に熱中している。
そんな店だが、雑誌の品揃えが素晴らしい。
いや、たまたま自分の好みにあったのが並んでいるだけか?
片っ端から立ち読みする。
女店員たちは雑談のつづきに一所懸命で、気にしていない様子。
一冊も買わないまま店を出る。

通りの向いにある100円均一(税別)ショップへ。
特に目的はなかったのだが、花立てを見つけて買ってしまった。
墓石に花を生けるための筒である。
価格相応のプラスチック製でいかがなものかと思うが、とりあえず一対求めて210円払う。
まだ時間に余裕があるので、スーパーマーケットを襲う。
いつもクラブハウスサンドウィッチを買っている店だが売り場が縮小され、サンドウィッチは姿を消していた。
デニッシュ二つ、98円バナナ一房、ジョナゴールド二つを買う。
ジョナサン(紅玉のこと)とゴールデンデリシャスをかけ合わせた品種のりんごである。

B●●K・●FFに戻る。
査定の結果、CD147点が22,330円となる。
機械から明細のスリップを打ち出してくれるのだが、長さが86センチもあった。
最高価格は1,000円の「ベスト・セレクション」。
何のベストなのかは表示されていないが、たぶんCarpentersだと思われる。
次点はBill Evans「At The Montreux Jazz Festival」の500円。
シオン城のジャケットで有名なアルバム。
第3位はCASIOPEA「Mint Jams」、400円。
最も気に入っていたTake 6「So Much 2 Say」がたったの10円。
買い取り不可のビデオCDが一枚(宮沢りえ)が混じっていたのはご愛敬。
空のカートを引いて帰る。
 

Best Sellection?















レマン湖に建つシオン城















日本のフュージョン

アカペラの最高峰


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