2012/08/31

テーマは家庭崩壊


▼最近借りた本

本来は楽しいイラストが描かれた帯がついている






 







『自転車生活でいこう! 自転車が人生を変える50の理由』(エイミー・ウォーカー編著、2011年)
児島修訳。
原題はOn Bicycles 50 Ways The New Bike Culture Can Change Your Life。
北米と西欧のことが中心に書かれていて、満足度は高くない。
つまり、日本の自転車事情が読みたい。
満足度……☆☆☆★★


新しい装幀のポケットミステリ














『アイアン・ハウス』(原題:Iron House、John Hart著、2011年)
東野さやか訳。
著者の作品の範疇はミステリだが、「家庭の崩壊」をテーマにしている。
ミステリとしは非常に面白いが、テーマを読むのが辛い。
満足度……☆☆☆★★

特記事項1。
『アイアン・ハウス』、前作『ラスト・チャイルド』(原題:The Last Child、2009年)はハヤカワ・ポケットミステリとして日本国内で出版された。
それと同時にハヤカワ・ミステリ文庫からも2巻本として出版されている。
通常、単行本の文庫化は3年経過後にされている。

特記事項2。
ハヤカワ・ポケットミステリの装幀が一新された。
長年月、勝呂忠の油彩画を使っていたが、彼が2010年に亡くなった。

特記事項3。
本エントリーの後、別の図書館で『ラスト・チャイルド』を見つけ、借り出す。

こちらが勝呂忠の装幀














『アイアン・ハウス』がまずまずの満足度なら、こちらは超弩級。
MWAの最優秀長編に選ばれたのもうなずける。
テーマはやはり家庭の崩壊だが、救いがなきにしもあらず。
満足度……☆☆☆☆☆



















『サイクルペディア 自転車事典』(原題:Cyclepedia、Michael Embacher著、2011年)
著者の自転車コレクションの中から100台を紹介している。
タイトルはencyclopediaのもじりである。
読むより眺めて楽しい。
満足度……☆☆☆☆★


ジョルジョ・デ・キリコのパレット

















『芸術家の家 作品の生まれる場所』(原題:Maisons d'Artistes、Gérard-Georges Lemaire著、2004年)
制作現場ではなく、生活の場所としての紹介。
満足度……☆★★★★


▼最近観た映画
『ハッピー・フライト』(原題:View From The Top、Bruno Barreto作品、2003年)
予備知識なしで観る。
Gwyneth Paltrow出演、役の上での彼女の家庭も崩壊状態である。
Candice Bergenを久しぶりに観る。
Rob Loweもほんのちょい役で出演。
満足度……☆☆★★★

『ロッキー・ザ・ファイナル』(原題:Rocky Balboa、Sylvester Stallone作品、2006年)
Stalloneの当たり役はロッキーとランボーで、どちらも続編の数が多い。
『ザ・ファイナル』でのロッキーはすでに妻を亡くし、一人息子とは疎遠の仲になっている。
またしても家庭崩壊、である。
ロッキーは彼らしく戦う。
おっさんにとっては元気の出る映画だ。
満足度……☆☆☆☆★

 

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