2012/07/11

ものすごく拙くて、ありえないほど面白い


タイトルは、映画『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』(原題:Extremely Loud And Incredibly Close)のもじりだ。

偏固ジャーナルでは書かないと書いておきながら、批評する。
図書館から借りている『明日に向って撃て! ハリウッドが認めた! ぼくは日本一の洋画宣伝マン』(古澤利夫著、文春文庫)のことだ。

まだ読み終わってもいないのだが、これはものすごい本だ。
作者の人相がものすごく悪い。
それは本の内容には関係ないはずなのだが、 ところどころに挿入されている写真の作者の顔がものすごく恐い。
おまけに文章がものすごく下手である。
戸田奈津子が書いた解説の方がよほど読みやすい。
辞書を引かないと読めない言葉が使われているのもうっとうしい。
それにもかかわらず、ものすごく面白い。
洋画の製作およびその宣伝にまつわる裏話やうんちくを読まされて飽きることがない。
映画好きの人間にとっては、たまらない本だ。
『映画字幕(スーパー)五十年』(清水俊二著、ハヤカワ文庫NF)も楽しかったが、こちらは時代が下った分もっと楽しく読める。

内容にはふれないといつも書いておきながら、紹介する。
書名にもなっている『明日に向って撃て!』(原題:Butch Cassidy And The Sundance Kid、George Roy Hill作品、1969年)について。
Paul Newmanが脚本の初期取得に関わっていたこと。
彼がサンダンス・キッドを演じるつもりだったこと。
Steve McQueenと競演することになっていた(かもしれない)こと。
初めて知ることばかりだ。
そんなこんなの驚愕のエピソードが、さらりと書かれている。
ちなみに、NewmanがButch Cassidyを演じることになったので、The Sundance Kid And Butch Cassidyだったタイトルが変更されたそうだ。

先に書いたが、まだ読み終わっていない。
頁はどんどん進むのだが、もったいなくて一気に読みたくないのである。




読書のあいまに製作中……

















PCで描いた「型紙」のラインをドリルとヤスリでくり抜く

















左右65センチ、奥行20センチの小さなテーブルトップ

















ときには型紙のラインを無視して削る

















これはいったい何になるのか……?
 


2 件のコメント:

  1. その本、面白そうですねぇ!賞め上手です!

    そして工作。何が出来るのでしょうか?
    こちらも、そそられますなぁ。

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  2. 賞め上手ですか?
    ありがとうございます。
    木工は、塗装を施してから、あるものに取り付けて完成です。
    乞うご期待。

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