2014/11/09

事故〜リーグ杯


11月8日土曜日、Jリーグ杯決勝戦が行われる日。
実家でテレビ観戦する予定だったので、MTBに乗って出発。

ターミナル近くの交差点で信号待ちをしている車列の歩道側を走っていた。
推定速度は時速25キロメートル。
右側に停まっている車のドアが、突然開いた。
とっさに何かをする暇はなく、ジャストのタイミングでガツンとぶつかった。
刀の峰打ちはかくやと思う衝撃を右肩に受けた後、転倒。
道路上に投げ出されたショックでしばらく立てない。

この事故を近くで見ていた人たちが駆け寄って来て、救急車を呼ぼうか、警察に連絡しようか、と声をかけてくれる。
救急車を断わって、近くの交番から警察官を呼んでもらう。
肩の骨は折れてはいないようだが、痛みがどんどん激しくなってくる。
土曜の午後とあって近隣の医院では診てもらえそうにないので、警察官に頼んで救急車を呼んでもらうことにした。
この時、気になっていたのは大事な試合のことである。
(キックオフの時間に間に合わない……)

やがて到着した救急車で、M市民病院のERへ搬送された。
これが生涯二度目の救急搬送である。
(社会人リーグの試合中の事故で片目を失明した時以来)
診断結果は右肩打撲・挫創、右膝打撲・挫創、左臀部打撲。
痛みが強いので、鎮痛薬をもらう。
大騒ぎをした割には、大した怪我ではなかった。

ERの待合室でタブレット端末を開く。
Jリーグの公式ウェブサイトにアクセスを試みるが、電波が入って来ない。
加害者の金で支払いをすませ、事故現場に戻る。
交番で、事故係がやって来るのを待たされる。
水をもらって、痛み止めを飲む。
ここでもタブレットを開いて試合経過を確認する。
広島に2点先行された後、追いついたことがわかる。

画面が更新され、#19大森が逆転ゴールを決めたことを知るが、試合はまだ続いている。
ガンバにとって最も危ない時間帯を、無失点で終えなければならない。
3-2で試合が終了した時には、交番の椅子の上で泣きそうになった。






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