2012/04/08

【J特】お前ら!

Jリーグ1部第5節サンフレッチェ広島対ガンバ大阪戦をTVで観る。
4-1。
G大阪得点者:#20佐藤晃大
4節終了時点の15位から17位に転落、下には鹿島アントラーズがいるだけのいわゆる「崖っぷち」。
広島まで応援に行ったサポーターが、試合後の挨拶に来た選手たちをお前呼ばわりする怒声が、放送中に流れた。

マイミクのピュアさんは現在の状態を「苦行」と言っているが、フットボールではよくあることだ。
先刻承知のサポーターとしては応援し続けるしかない。
それは不実な神に祈りを捧げたり、念仏を唱えたりするのと、ほぼ同じ行為だ。
われわれの履歴書に宗教を記入する欄があれば、そこには「フットボール」と書かれてあるだろう。

凶事の発端は西野監督の退任だ。
新スタジアムでの試合も西野監督が指揮をとる、とかマンチェスター・ユナイテッドのファーガソン監督を引き合いに出して「長期政権」を示唆する発言を金森社長はしていたはずだ。
「(西野監督の退任は)社長の発想ではないでしょう」とずばり聞いてみた。
「マンネリに陥っていると選手が言い出したんですよ」という答だった。

紆余曲折の末、ブラジルからセホーンと呂比須、他を呼び寄せた。
報道された記事によると、セホーンは縦パスを使う速いフットボールを標榜したという。
それに対して選手たちが、ゆったりパスを回すことを望んだらしい。
お前ら、阿呆か!と言いたい。
それって監督に対する反逆やろ。
マンネリズムから脱却したいのではなかったのか。
選手が指示に背いた結果連敗し、その責任を取って解任された監督たちが気の毒でならない。

西野朗から緩やかに松波正信へ。
サポーターたちがそう考えていたこともあったが、突然実現した。
「人もボールもよく動くフットボールを目指す」
新監督がそう語るニュース映像をこの目で観た。
しかし、ゲームは監督の思うように動いていないように見える。
選手は走っていないし、パスも走っていない。
第5節のマッチリポートにはこう書いた。
「うしろでゆったりとパスを回している場合か」
 

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