2017/05/29

【告解】のない辞書-->



原稿を書くときに必要になって「告解」を辞書で引いた。
だいたいの意味は知っているつもりなので、確認である。
愛用しているのは『岩波国語辞典』の第六版(2000年発行)である。
しかも、今では珍しい横組版である。
フォントを大にして打ちたいが、横組の方が目が疲れず、読みやすい!
欧文も、アラビア数字も、横書きのまま読めるのがいい。























それはともかく。
第六版横組に【告解】の見出しがなかったんである。
【国会】【国界】【骨灰】はあるが、【告解】はない。
ちなみに、同じ岩波書店の『広辞苑』(第五版)には採択されている。
『岩波国語辞典』とのつき合いは小学校の高学年時に始まったので、版をまたいで、かれこれ半世紀になるが、従来から【告解】はなかったのだろうか。

これだけのことなのだが、岩波国語辞典に対する、わが忠誠心は揺らいだ。
この期におよんで別の国語辞典に乗り換えよか、というわけである。
岩波がだめなら、三省堂がある!
というわけで、書店に出かけて『三省堂国語辞典』をチェックした。
すると【告解】はちゃんと載っていたのである。

しかしながら、結局購入するに至らなかったのは、ページデザインが気に入らなかったからで、特に見出し語が太いゴシック体で組んであるのは、いただけない。
個人的な感覚だが、辞書は頻繁に使うものであるだけに、見た目が大事なんである。

 

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