母の誕生祝いに図書カード一万円を贈った。
ちょうど買いたい本があったんよ、と彼女は言った。
後日見せてもらったその本とは、
恩田陸『蜜蜂と遠雷』(幻冬舎・1,944円)
ある日、新聞に恩田陸の写真入りの記事が掲載された。
それを母が見て、
「恩田陸って男の人やと思ってたわ」
と言ったものである。
僕なんか、女性とは知っていたけれど、恩田睦(むつ)やと思ってた時期がある。
その類の話には事欠かない。
有川浩は男か、女か。
正解は「女」、読みはアリカワ・ヒロである。
これもヒロシと思っていたことがある。
ヒロと認識できたのはいいが、今度は荻原浩と混同してしまう。
オギワラ・ヒロ、となってしまうのである。
とどのつまりは、ハギワラ・ヒロ。
そんなやつ、おらんから。
作家の方も、わざと読みづらい筆名や性別不詳の名前をつけているのではないかと思われるふしがある。
推理作家の乾くるみ。
れきとした男性である。
薫、なら男でも女でも……という古い常識はあるので性別特定は保留するが、くるみとくれば、普通は女の子と思うでしょう。
日日日と書いてアキラ。
これはもうパズルでしょう。
晶を分割して並べてるんですと。
僕はヒヒヒかと思いました!
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