2016/07/27

映画の中の自転車


自由民主党の谷垣幹事長が自転車で事故をおこし、頸髄を損傷したとの報道があった。
車輪が二つしかないのだから、こけやすいのは当然だ。
かくいう自分も、わりと最近に続けて事故に遭って、一度は救急車で搬送されたのである。
高校の同級生だったKは、自転車で通勤中に転倒事故をおこし、半身不随となった。
彼はその後消息を断ち、鳴門海峡を見下ろす橋の上で、運転していた自動車だけが発見された。
今もなお行方不明のままである。


自転車をメインのテーマにした映画は、自分の知るかぎりあまりない。
もちろん、ツール・ド・フランスなどのドキュメンタリーを除く。
『自転車泥棒』(ヴィットリオ・デ・シーカ監督作品、1948年)、
『メッセンジャー』(馬場康夫監督作品、1999年)
ぐらいである。

『明日に向って撃て!』(ジョージ・ロイ・ヒル監督作品、1969年)
では主役のポール・ニューマンが自転車に乗って遊ぶ印象的なシーンが描かれている。
無骨な黒塗りの車だった。

自転車好きとして、映画の背景に映り込んでいる車にも目をひかれる。
『ジャッジ 裁かれる判事』(デヴィッド・ドブキン監督作品、2014年)
では、インディアナの片田舎に25年ぶりに帰郷した主人公が、実家のガラージから古い車を引っぱりだして走るシーンがあった。
大いなる興味を持って、その車のダウンチューブにペイントされたメーカーロゴを読み取ると……
日本製のPだった。


 

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