2016/11/10

『鷲は舞い降りた』完全版


『本の雑誌』に投稿したけれど、ボツになった原稿を復活。
 
△偏固ジャーナル忘月。
今さらやけどジャック・ヒギンズ『鷲は舞い降りた[完全版]』を読んだんは、久しぶりに菊池光節を読みたかったからと、完全版てどやさという興味からである。

比較対照するべきオリジナル版が手元になく、図書館にもなかったので、ミニヴェロ(20インチのロードバイク)を駆ってダウンタウンへ探しに出かけた。
吹田・江坂駅前のBOOKOFFを襲うもヒギンズ作品はまったく姿なし。アシーネの大本と言うべき江坂店へ移動、次いでリブロへとジグザグに歩く。
新刊書店に絶版本があるはずもないがヒギンズもない。
再びロバぢゃなかったヴェロにまたがって北上次郎。
ホクジョウやっちゅうの(南下ゆうてけつかる!)

襲撃目標は天牛書店。
ここが最後の頼みだったのに、まさかのノー・ヒギンズ。
予定になかったポーラ・ゴズリング『逃げるアヒル』(ポケミス版)を買ってしまった。
これはスタローン主演『コブラ』の原作本。
棚の別べつの場所に二冊あったので値段を確認すると、同じ版ながら百円と百五十円だった。
高くて美しい方を買う。
この店で物色していて危険なのは、自分が以前売ったのを忘れている本がいまだにあって、趣味に合うのでまた買ってしまうことだ(爆)。
平成四年の『小説新潮』臨時増刊を見つけ、これも買う。
内容はAll about Shiina、表紙はミラーコートの裏使い。

ヒギンズはいったんあきらめて店を出る。
帰り道沿いに直木賞作家の家があるのでひやかす。
友人(同い年)の姉さん(三つ年上)が同級生だったというんで、作家が同じ小学校の先輩だと後年わかった。その作家とは……

(武田伴兵衛・続きはWEBで59歳プラス1・豊中市) 


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